善正寺だより第352号(令和5年4月号)更新されました
更新日: 2023年03月29日
春爛漫を迎えました。桜満開の便りが全国から届きます。
3月29日よりご本山(西本願寺)で、『親鸞聖人ご誕生850年、立教開宗800年の慶讃法要』がスタートしました。
善正寺は最終日の5月21日(日)に団体参拝いたします。
そこで本願寺のホームページから、初日のご法要のインターネット中継を、自宅にて参拝しました。
以前の大法要に比べて、何故か盛り上がりに欠け、形式だけ整えた法要という印象を受けました。
3年に渡るコロナを経ての慶讃法要だから仕方ないと言い訳も出来ますが、それだけでは無いように感じられました。
「人心が離れていく?・・・何故か寂しい」という感じです。
これは私だけの個人的感想。

「新領解文」も最後に紹介されましたが、女性アナウンサーだけが唱えただけで、一般参詣者の声は殆ど聞こえませんでした。
新領解文も時間を掛ければ解決する問題でしょうが、あちこちで不協和音が聞こえてきます。

慶讃法要後のご本山はどうなるのか?
一般寺院の行く末は・・?
親鸞聖人のみ教えを絶やしてはならない!
「私達が何とか踏ん張って、次世代に伝える努力を惜しんではならない」と思いました。

お寺やご本山を取り巻く環境が、次第に厳しくなる昨今、伝統行事の上に安住するのではなく、その時代に生きる人々の心に寄り添う伝道教化の
方法を日々模索して実践する必要性を痛感しました。

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