善正寺だより第296号(平成30年8月号)が更新されました。
更新日: 2018年07月28日
連日35度を超す猛暑が続くかと思いきや、過去に例を見ないコースを辿るUターン台風12号が、7月末日本列島を襲いました。
7月上旬、西日本豪雨災害が、広島、岡山、愛媛等に甚大な被害をもたらしました。
それから3週間足らずの間の台風直撃。
相次ぐ自然災害に、被災地皆様の苦しみは如何ばかりかとお察し申し上げます。
ボランティアにも参加できず、せめて募金活動に協力し、知り合いにお見舞い手紙を書くのが精一杯です。
悲しみ、苦しみに寄り添うとは口では簡単に言えますが、本当の『布施』とはどうすることなのかと、考えさせられました。
「当たり前の生活が、ある日突然に当たり前で無くなり、有難いと思われた。もし私が仏法に出遇っていなかったら、何故私達だけがこんな辛い目にあうのかと他を怨み、先の見えない不安の闇の中に居続けなければならなかった。お念仏のおかげで、先に光が見えるような気がします」と、ある被災者の感想です。
貴重な経験談として、深く感銘を受けました。
地球は予測不可能な自然災害が襲う時代に突入しました。
しかし何が起きても、自分を見失うことなく、先の光を信じて生き抜きましょう。
そのために日頃のお聴聞に励んで、心の拠り所を持ちましょう。

また今月も善正寺だより第296号をお届けします。
今年12月には、目出度く第300号を迎えます。
そしてブログ『住職と坊守のつれづれ日記』は、今年の8月で初投稿から丸10年経過しました。
これら全て、読者の方々の温かい励ましのおかげです。
私達のいのちの続く限り継続するつもりです。
よろしくお願い申し上げます。

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