善正寺だより第308号(令和元年8月号)が更新されました
更新日: 2019年07月30日
今年は梅雨明けが遅いと嘆いていたのもつかの間、連日35度以上の猛暑が全国的に記録されています。
世界的な規模で、地球温暖化が懸念されて、ヨーロッパでは40度を超えた国もあるとか。
この先地球はどうなっていくのか、不安でたまりません。

気象ばかりでなく、日本の国ではかつて経験したことのないような恐ろしい事件が勃発。
特に京都アニメ放火殺人事件では、たった一人の男の暴発で、35人の命が奪われ、33人の怪我人を出す前代未聞の悲惨な事件となりました。
まさしく五濁悪世の時代再来です。
これは人間社会から仏法が忘れ去られて、自分中心の人間が多くなったのが大きな要因でしょう。

ところで7月26日、27日、28日と住職は岩手県盛岡市願教寺様の『夏季仏教講座』の講師に招かれ、私も同行しました。
明治時代の仏教先駆者島地黙雷師や島地大等師(大谷光照門主の御養育係)を輩出した偉大なお寺。
伽藍の荘厳さ、境内の広大さ、ご門徒様の熱心さ、ご住職様ご一家の真摯な姿勢に、大きな感動を持ちました。
生涯忘れることのできないと奥州の旅となりました。
きっと住職の亡父もお浄土で喜んでくれていることでしょう。

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