垂坂山bPの美犬、秋田犬の「小町ちゃん」紹介
更新日: 2009年07月17日
<strong>◇7月17日、sstrong>
秋田犬の「小町ちゃん」品が良くて、大人しくて、足が長くて、どこから見ても垂坂山を散歩する犬の中では、bPの美犬。テレビのソフトバンクのケータイCMに出てくる犬よりも、足が長い。是非一度「小町ちゃん」に会いに垂坂山へお越し下さい。


昨年11月20日交通事故で亡くなったミケチャンの生まれ変わりかと思えるミケチャン2世が、垂坂山に現れました。一世よりは茶色が多く尻尾が太いのが特徴。まだ人馴れはしていませんが、そのうちファンも増えてアイドルになること間違いなし。住職もその一人。またせっせとエサを運ぶことでしょう。寒い冬を乗り切ったミケチャン二世の生命力にバンザイ!!

(喪中)ミケチャンの法名「愛取(アイドル)院釈三毛猫」命日11月20日
ミケチャンの法名をつけた。アイドル院釈三毛猫。釈はお釈迦様のお弟子になったという意味。垂坂山のアイドルだったミケチャンにはふさわしい名前。
今朝知らない人から「ミケチャンは垂坂山東入り口の地図掲示板の奥のこんもりした枯れ草の下に埋めた。口から血を流していたので多分交通事故死。そこがお墓だ」と教えられた。帰り道よく見ると、コンクリートの崖下に枯れ木や枯れ草がこんもりした所があった。スコップも無かったので、私達はどうしようも無かったが、親切な方が早速葬ってくださったのだ。
今朝も歩きながら次々と思い出が甦る。
「ここまで見送ってくれたね。お腹いっぱいになると、この柱で伸びをしていたね。最後はこの見晴らし石の所でお別れしたね。♪ミケチャン山から出ておいでホーイホーイ♪という歌も歌えなくなったね」等。
ミケチャンのお墓までたどり着くと合掌お念仏。
同じ生き物どおし、短い期間だったが心通わせ会って楽しい思い出を有難う。ミケチャンの49日は正月過ぎの報恩講中。お浄土は寒くないからそこでいつまでも見守ってね。

(その8)ミケチャンが死んだ!
11月21日朝、ミケチャンが垂坂山公園東入り口の掲示板10mの植え込みの中に、冷たくなって発見されました。まさか道路まで下りてくることはなかったのですが、誰かに付いて車にはねられた模様。ミケチャンと知り合ったのは6月下旬。僅か6ヶ月間であったが、楽しい思い出がいっぱい詰まった6ヶ月。またいつかお浄土で会おうね。寂しくなるけど、忘れないから。ミケチャンの餌が我が家にはまだたくさん残っている。お浄土に運べないのが残念。これからは誰も怖がることなく、安心して過ごしてね。 合掌 猫好き夫婦より

strong>その7〉ミケチャンはメス猫でよかったね!

今朝もミケチャンファンクラブの仲間が垂坂公園の東屋(自称充子ドーム)に集ってきた。今日は3連休なので、珍しく若者のカップルが多い。お兄さん達から、日頃食べさせてもらったことのないサンドイッチをご馳走になりご満悦。「三毛猫はメス猫が圧倒的に多い。オス猫は希少価値なので、捕えられて三味線の皮に売られてしまう」と若夫婦から聞いた。「そうか、ミケチャンはメスに生まれてよかったね。それで男性客がべた惚れなんだ。でもこんな可愛いミケチャンを、一体誰が捨てたのだろう?捨てられたおかげで、散歩客から可愛がられ、今では垂坂山のアイドルになっているのだから、『人間も猫も万事塞翁が馬』だね」私の思いをミケが知る由もなく、「今日も一日、野生で逞しく生きてね。また明日」と声をかけて山を駆け下りた。


(その6)猫でも肩はこるよ

猫好きの奥さんが今朝、ミケチャンの肩の辺りを揉んでいた。三毛はとても気持ちよさそうに、目を細めていた。奥さん曰く「猫は小さいから、視点が低くいつも上向きの姿勢をとっているので、首が疲れる。肩がこっても、せいぜい後ろ足でけるくらいの動作しかできない。だからこうして肩を揉んでやると喜ぶのですよ」。「なーるほど、もっともな話だ。まるで猫の気持ちを代弁しているような話。私も明日から見習って、せいぜいミケチャンの肩を揉んでやろう。住職の肩も揉んだことがないのに、ミケチャンオンリーで悪いかな?」でも、ミケチャンはいろいろな人に可愛がられて幸せだね。以前紹介した犬と猫とカラスを一列に並べて可愛がっていたおじさん曰く「犬でも猫でも外へ出して、人馴れしないとダメ。囲って可愛がるだけではダメ。変に人に怖気づいて、鳴いたり吠えたりしてストレスがたまる。人間も同じだよ」猫や犬から、人間の子育てを教えられたような気がする。

その5〉どっちのお客につこうか、悩むミケチャン

今朝のミケチャン、日曜日の朝なので、お客(散歩客)は多い。次々と餌を運んでくれる。「もう、ただの水は止めたのか」と、住職が毎朝ミケチャンのために、提げて行ったことを知るおじさんから、冷やかされた。今はミケチャンが喜ぶキャットフードをほんの少し。
しかし今朝は、以前に魚の頭を持ってきたおじさんと鉢合わせ!
ミケチャンはどちらを選ぼうか一瞬迷う。
さてさて、ミケチャンの取った選択は???
どちらも選ばず、木陰にそっと隠れてしまった。
どちらかに付けば、選ばれない方が、ヤキモチを焼くだろう。
片方が諦めて去ってしまって後、残る一人のほうに、のそのそと現れた。
さすが、ミケチャン。モテル猫は辛いね。どうか世間のモテル人間さん、この猫の憎いばかりの気配り、見習って下さい。



<〈その4〉幼子を置いて出勤する母親の心境

雨の朝、他の散歩客がいないので、ミケチャンは余計甘える。頂上の東屋で体操、餌やり後、いつもはそこでバイバイするのだが、今日に限って山のふもとまで付いて来る。犬を見つけた後は恐れて木の陰に。その間に私達は池巡り。
しかし遠くからでも聞こえるようなミケの鳴声!
「ニャーゴー、ニャーゴー」。まるで幼子が出勤で家を出る母親を引き止めるかのような声に聞こえた。住職はいたたまれず戻って、ミケチャンを頂上の東屋まで送った。
「また明日来るからね」と固い約束を交わした。

(その3)ミケチャンにGPSを付けたい

ここ2,3日ミケチャンの居場所が変わった。
水を下げて山を登った住職はいつもの所にいないのでガッカリ。
すると親切な人が「北側の斜面を降りたところにいましたよ」と教えてくれた。
きっと別のエサやりの人についていったのだろう。
早速捜査開始。
いつもの如く♪ミケチャン山から出ておいで、ホーイホイ♪と歌いながら、また「ニャーゴー」と鳴きまねをして左右を見回す。
「ミケチャンにケータイを持たせたいけどできず、せめてGPS(居場所が分かるもの)機能をつけた首輪でもあれば楽なのに」と勝手な想像をする。
諦めかけていた頃、ひょっこり顔を出してくれた!
探しまわった甲斐があった!!
今日一日何かよいことがありそうな予感がする単細胞の私達夫婦である。

その2)  「ミケチャンはbPホステス」

雨の日は他の散歩客がいないので、ミケチャンとたっぷり遊べると思い、傘をさしていそいそ出かける私達夫婦。
唯一の食事してから、草の猫ジャラシで遊んだ後は、ミケチャンはいつものように次のお客を迎える素振り。
私達だけが最愛の相手とラブコール送っていたのに、それは思い過ごしだったのか?
ミケチャンは「垂坂山のbPホステスだ」と納得。
独り占めにされないところがミケチャンの猫徳!
それがアイドルたる由縁かも知れませんね。


〈その1〉先ず自己紹介から

はじめまして、私は垂坂山に捨てられた三毛猫ミケチャンです。
6月の終わり頃から垂坂山に出没して散歩客から可愛がられています。
善正寺の住職、坊守もファンの一人。
特に住職はべた惚れで、エサを秘かに買い求め、水を下からビニール袋に入れて運ぶ熱の入れよう。
坊守も♪ミケチャン山から出ておいで、ホーイホーイ♪と歌いながら坂を上がってきます。
木陰からひょっこり現れると、二人とも恋人に出会った瞬間のように目を細めて喜びます。
別れ際「ついて来なくていいよ」と言いながら、内心別れ辛そう。
猫と遊ぶのが一日のうちで一番楽しい「おかしな夫婦」です。
最近メタボ気味です。他の猫好きの人からも、えさを次々にもらうから。みんな自分のえさが一番と思っているので、おいしそうに食べてあげます。
朝の散歩客が去った後は、野山を駆け回り、野生として生きています。
山の中で虫や鳥やイタチ、蛇などの外敵と闘わなければならないので、木の幹で前足の爪研ぎを怠らないようにしています。
時々、猫嫌いな人から蹴飛ばされることもあるので、気が許せる人かどうか、見極めることも必要です。
猫稼業も気楽なようで、なかなか現実は厳しいです。
癒しを求めてたくさんの人が可愛がってくれますが、
人間さんも猫以上にストレスが溜まって疲れ果て、
寂しい人が多いのかとお察し申し上げます。
今ではすっかり「垂坂山のアイドル」になりました。
これからも近況をお伝えしますので、乞うご期待!

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