平成30年度報恩講サプライズの連続で新たな感動(その1)
更新日: 2018年11月05日
平成30年11月2日、3日の善正寺報恩講が無事円成しました。
急速な高齢化で施設入居、次世代の寺帰属意識の低下など、参詣者の減少が懸念されましたが、遠方からご門徒さん以外の方々が多数ご参拝下さいました。
埼玉のKさん夫妻は、高速で日帰り参拝ツアー。朝5時に埼玉を出発して夜の8時半までお参り。その後帰京されました。ご夫婦の熱意には心を打たれました。
T市からも車に分乗して10名近い方がご参拝。
そして門徒展に出品された趣味仲間7名が連れだってご参詣下さいました。
今年の報恩講のサプライズをご紹介します。一つはお非時終了後、午後の法座まで1時間半の空白時間。遠方から参られた方は本堂で退屈な時間を過ごされます。
その時一人の女性が絵本の読み聞かせ。次々と登壇者が現れて自らの発表をされました。とかくお寺の法要は僧侶がメインの受け身型。しかし参詣者に発表の場を与えると、こんな新鮮な感動が得られることを気付かせて頂きました。
受け身型法要から参加型法要への転換です。44年の坊守生活の中で新発見でした。新たな伝統はこういう風に受け継がれていくものだと思います。

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