中西智海先生を迎えて32回目の公開法座、満堂の熱気 |
更新日:
2010年05月31日
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☆5月30日午後,西本願寺勧学の中西智海先生をお迎えして、第32回公開法座が開かれた。 遠近各地から中西先生のファンが駆けつけて、本堂は聴聞の参拝客の熱気に溢れた。 先生から「人は何がなければ生きられないか?」という問いかけに 「衣食住が足りても、さほど満足感は感ぜず不足をいう。恵まれた環境にあってもそのありがたさ、感謝の心を知らない。しかし人は本当の教えに出会うと燃え立つような思いで生きる。本当の教えに出会うことが大切」と教えて戴いた。 また「命日とは、亡くなられた方が仏様となってお浄土に旅立つ日。 そしてもう一つ、この私がその方に手を合わさせていただく身になった新しい人生始まりの誕生日」とお示し下さった。 父親を亡くした放蕩息子が、通夜の席で大泣きに泣き、手を合わせた。今まで親に反抗して生きてきた人間が、親が仏となって息子を手を合わす身にさせていただいた。それが新しい自分の人生の誕生日でもあったという、エピソードで分かりやすく説かれた。 中西先生の口調は、厳しい中にも、心の底にズシンと落ちるものがある。 この後味は何だろう? 笑いを取る話でもない。 しかしなぜか私の生きる指針を、はっきりお示し下さった喜びが残る一日だった。 |
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